魔法学園
もしもし。聞こえていないのでしょう。赤い髪の綺麗なお方。高い背に白い肌の元気なお方。真っ白なこんな私の、唯一のご友人様。「ねえアリア。明日ね、エレオノーアすっごく暇なんだよ。」へえ、と言って笑っている、そんな貴女の笑顔が見たいの。大声で笑う…
ギルバート・トランス・トランス家の長男である・小学校に通っていないヴィオラ・カロランド(そこまで特別なことは出てこない)レイル・イーストウッド・西の田舎が出身・家族(父、母、弟)を家事で亡くしている・故郷では罪人として罰を受けていたビス・アー…
「これより、ギルバート・トランスの犯した罪を並べさせていただきます。一つ目。彼は幼い頃、お父上にいつでも期待されながらそれをプレッシャーに感じていた。これはあまりにも産み落としてくれた親に対して失礼極まりなく、恥ずべき愚かな行為です。それを…
「どうして殺したのさ、また何か言われるよ」「だって、さっきバルドの足を引っ掻いただろ?」「…また、僕?」「敵じゃないか!はっはっは!」「…いい加減にしてよ。なんでも僕のせいにしてさ。」「してないさ!おかしなことを言うなあ」「してるさ。姉さんが動く理由はい…
「そういえば、この本って禁術が書いてあるんだよね?」「そうだよ?」「その禁術って、具体的にはどんなものなのかな。」「興味あるの?」「…ううん。エレオノーアはね、禁術なんかに手を出してるモルフェくんはいつまでモルフェくんで居られるのかなあって思っただ…
やっべーぜ何書いてないかわかんねーぜ!!!というわけで魔学まとめ。 見やすいようにいつもとは違う順番でキャラクター出てきたり。 *と*の間にはなんていうかえっちいの()書いてある。見るのは自己責任でお願いいたす() ギルバート・トランス 中等部2年 …
それは確かな恋。それは確かな尊敬。それは、確かな依存。危険信号がチカチカと点滅していた。僕も気づいていた。だから僕は必要以上に彼を恐れたのかもしれない。もう近寄らないで、もう話しかけないで。そう思ったって、あの高貴な彼の寂しげな表情が僕を…
「好きやなあ、あの人のこと」窓の外に見える彼を見つめていると、不意に声をかけられた。目をやればそこに映るのは、黒くて長い不衛生な爪にカツカツと品無く鳴らされる杖。そして足まであるボサボサの髪に何より特徴的な真っ黒な目隠し。「占ってあげよかあ?…