心海の砂煙

もう1個のほうが使えない時用

2015-01-01から1年間の記事一覧

赤軍でおそ松EDぱろ

-石水杏-「あ、あの、えっと…っ石水杏、赤軍の2年生です…良いところなんて持ってないです、短所は数え切れないですけどこんな私も兵隊です完全に役不足なんですよ…」「あ、偶然ですね、軍人様ですか?同じですね。毎日お疲れ様です…杏とは大違いです。いい夜で…

真実を照らす

「どうして、こうなった。」どうして、こうにしかならなかった?圧倒的な空虚感。今までで味わったことのないほどの敗北感。きっと自分がどこかで間違ってしまったのだ、頼むからそう言ってくれ。この人が狂ったことも、この人が俺の見ることが出来なかったと…

白軍でもおそ松EDパロ

-東塔里-「よう!俺は東塔里、白軍所属の3年生だ。これでも奇襲なんかは得意なんだぜ、ちょっと勉強は苦手だけどなw学生だけど軍人なんだ。立派なお務めなんだぞ?」「へえ、お前も学生兵なのか。なんか嬉しいなあ。毎日の鍛錬は厳しいか?無理するんじゃないぞ…

黒軍でおそ松EDぱろ

完全に勢いだけでやらかした歌えないかも()-秋月結奈-「あ、どもーっす秋月結奈、黒軍で1年生で他に言うことあったっけ?チャームポイントはよく笑うとこ、短所は…まあまあ気にしないで行きましょうw学生だけど兵隊さんすげー話っしょ?ww」「えー奇遇っすね!…

(笑)

「なあ夢兎?なんかお前の弟?小学生くらいのやつ次入ってくるってマジ?」「あーマジらしいぜ!」「飛び級とか日本でもありなの?w」「知らねーwwなんか市街戦?に巻き込まれた時に、周りのもの使って武器見繕って、黒軍4人くらい殺したんだってよ。それ見込まれて…

そして、愛を知る

昔、唯一ひとりだけ好きになれた女の子が居た。優しくて、お日様のような子だったなんていうのは洒落っけがないかもしれないが。事は単純明快なのだ。俺が正しい愛し方を知らないだけ。俺を愛してくれた父親は俺を躾てはくれたが、叱ってはくれなかった。俺…

無題

「どうして殺したのさ、また何か言われるよ」「だって、さっきバルドの足を引っ掻いただろ?」「…また、僕?」「敵じゃないか!はっはっは!」「…いい加減にしてよ。なんでも僕のせいにしてさ。」「してないさ!おかしなことを言うなあ」「してるさ。姉さんが動く理由はい…

未来の話(死ネタ?注意)

「また来るね、実。」「ああ。」そう言って昔俺を助けた友人は病室を出て行った。彼も昔に比べて、随分人間らしくなったと思う。おそらく死んだ恋人の生を信じて疑わず、仕事や考え事で行き詰まり、疲れると彼は決まって俺のところへ答えを求めに来ていた。そん…

大嫌いな彼の独占

彼とすれ違うとたまに甘い香りがする。チョコレートの香りの時が一番多くて、その次はマカロンとか砂糖類、その次はシュガーたっぷりのコーヒー。女子か、なんて心の内で悪態をつくのはもう慣れっ子で、その香りの元となるティータイムをしている彼を見るの…

小鳥のさえずり

「そういえば、この本って禁術が書いてあるんだよね?」「そうだよ?」「その禁術って、具体的にはどんなものなのかな。」「興味あるの?」「…ううん。エレオノーアはね、禁術なんかに手を出してるモルフェくんはいつまでモルフェくんで居られるのかなあって思っただ…

赤色の呟き

「集まるもんだねえ」黒い衣服に身を包むかつての同居者達に目を向けた。もう一人の少女と自分を除いて、彼らは群青色の少女によって集められたと聞く。懐かしい顔ぶれだ。そう言うには各々が成長しすぎているような気もするが、それでも変わらない。強いて言…

体温37℃の甘え方

「薬飲まなきゃ治らないぞ!」「君がいる限りうるさくて薬どころじゃないよ」「飲みたくないだけだろ…」ごもっとも。だって僕は薬の苦さが嫌いなのだ。トマトに次いで人生の敵だと言っても良い。体温計は37℃を指したまま。季節の変わり目は良くない、こうやって風…

愛 とは

「なーんか…無いと、やっぱだめなんすよねえ。でもたぶん無いなんてこと殆ど無いんじゃないかな。」「使いやすいよなあ。それさえあれば、そうすげえ人間にとっては大きいものなんだ。人ひとり変えるくらい。」「…わからない。なんだろう。でも、すごく暖かいよ。…

小さな軌跡を

「先生?また戦争の資料ですか?」「ん?ああ…」「目を悪くしますよ。コーヒーいりますか?」「ありがとう」「ブラックですよね」「ああ。」学生戦争。恐らく数多の学生が歴史の授業で耳にした日本の代表的内戦。日本が3つの軍にわかれ、学生までもを動員した、悲劇の戦…

お日様の君

「君は元気すぎるよ」「ん?何か言ったか!」「うるさいよばか」「…?」明るく笑う人はもう信用しちゃいけない。その裏に何も無いように見えて、八つ当たりしちゃうから関わっちゃいけない。また、失ってしまうから、大切にしちゃいけない。ぽたぽた。はらはら。まだ…

Dear You.

君に贈りたい言葉は沢山ある。君に贈りたい物もたくさんある。僕はどうか君へ届くようにいつも願っている。常々、淡々とこの毎日を。僕はただ君のいる場所が陽だまりであればいいと願いながら呼吸をしている。生きること。君と出会ってから、僕は美しい四季…

魔法学園まとめ

やっべーぜ何書いてないかわかんねーぜ!!!というわけで魔学まとめ。 見やすいようにいつもとは違う順番でキャラクター出てきたり。 *と*の間にはなんていうかえっちいの()書いてある。見るのは自己責任でお願いいたす() ギルバート・トランス 中等部2年 …

幸せの使者

真っ赤な果実は朽ち果て、手の中で色褪せていく。命が消えていく。そんな時間を眺めるのが大嫌いだった。「…美味しくないの。」ぽつり、呟いた欠片は静かに地面へと落ちていった。「はい!口開けて!」「ん、」初めて彼から食べ物をもらってから、自分でものを食べ…

答えないでね。

いつ自分は消えてしまうだろう。そう考え始めてからもうずいぶんな時が過ぎた。案外自分は特別で、死んでからでも消えはしないのかもしれないと、馬鹿みたいな期待をした。「でも多分いつかは」そう、きっと終わりは訪れる。そうでなかったら気が狂ってしまう…

君との差

それは確かな恋。それは確かな尊敬。それは、確かな依存。危険信号がチカチカと点滅していた。僕も気づいていた。だから僕は必要以上に彼を恐れたのかもしれない。もう近寄らないで、もう話しかけないで。そう思ったって、あの高貴な彼の寂しげな表情が僕を…

瞳の魔法

「好きやなあ、あの人のこと」窓の外に見える彼を見つめていると、不意に声をかけられた。目をやればそこに映るのは、黒くて長い不衛生な爪にカツカツと品無く鳴らされる杖。そして足まであるボサボサの髪に何より特徴的な真っ黒な目隠し。「占ってあげよかあ?…