心海の砂煙

もう1個のほうが使えない時用

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

魔法学園まとめ

やっべーぜ何書いてないかわかんねーぜ!!!というわけで魔学まとめ。 見やすいようにいつもとは違う順番でキャラクター出てきたり。 *と*の間にはなんていうかえっちいの()書いてある。見るのは自己責任でお願いいたす() ギルバート・トランス 中等部2年 …

幸せの使者

真っ赤な果実は朽ち果て、手の中で色褪せていく。命が消えていく。そんな時間を眺めるのが大嫌いだった。「…美味しくないの。」ぽつり、呟いた欠片は静かに地面へと落ちていった。「はい!口開けて!」「ん、」初めて彼から食べ物をもらってから、自分でものを食べ…

答えないでね。

いつ自分は消えてしまうだろう。そう考え始めてからもうずいぶんな時が過ぎた。案外自分は特別で、死んでからでも消えはしないのかもしれないと、馬鹿みたいな期待をした。「でも多分いつかは」そう、きっと終わりは訪れる。そうでなかったら気が狂ってしまう…

君との差

それは確かな恋。それは確かな尊敬。それは、確かな依存。危険信号がチカチカと点滅していた。僕も気づいていた。だから僕は必要以上に彼を恐れたのかもしれない。もう近寄らないで、もう話しかけないで。そう思ったって、あの高貴な彼の寂しげな表情が僕を…

瞳の魔法

「好きやなあ、あの人のこと」窓の外に見える彼を見つめていると、不意に声をかけられた。目をやればそこに映るのは、黒くて長い不衛生な爪にカツカツと品無く鳴らされる杖。そして足まであるボサボサの髪に何より特徴的な真っ黒な目隠し。「占ってあげよかあ?…